食べ物の見た目や彩りは、
とても味覚に影響しますね。
彩りは美しさだけでなく、
いろんなものをバランスよく
食べていることにもつながると思います。
中国では昔から、
食べ物を陰陽五行の五色に分け、
赤・黄・緑・白・黒の食べ物を
バランスよく摂るのが良いとされています。
また季節によっても分けられており、
春は緑、夏は赤、秋は白、冬は黒で、
黄色はどの季節でも良いようです。
春の緑はなんとなくわかりますね。
万物が芽吹く春ですから、
緑のものを食べるのは理にかなっています。
夏の赤ですが、
红色养心(hóngsèyǎngxīn)といい、
赤い色の物は心臓を始めとする
循環器系統に良いとされています。
夏に続く秋ですが、
秋に良いとされている白は
白色润肺(báisèrùnfèi)といい、
肺などの呼吸器系統に良いとされています。
冬の黒は、
黒胡麻、黒きくらげ、ノリなどですが、
黒きくらげは体温を下げるはたらきもあるようなので
やや注意が必要です。
どの季節でも良いとされている黄色の食べ物は、
かぼちゃやじゃがいもがあります。
大自然の恵み、先人の知恵のすばらしさに
心から感謝したくなります。
健康で元気に過ごしましょう!
